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2008年9月19日 (金)

大原までドライブ(その1)

 9月15日(日)

 嫁さんが「2人目の出産で里帰りしている、ママ友に会いたい」と言い出した。
 同じ千葉県内だし良いかな、と軽く考えていたら、場所は大原だという。「大原!?大網じゃなくて?外房じゃん!高速道路ないじゃん!」と反論しようとしたが、千葉県民の嫁さんが言うのだから行ける距離なのだろう。最近は出かけていないし、何よ長女・彩花が一緒に帰省しているボーイフレンド「なっくん」に会いたがっているようだから、ちょっと頑張ってみようという気になった。

 友人宅には午後に訪問すれば良いので、早めに現地入りしてどこかで遊ぼう。ところでいすみ市(旧大原町)ってどこだ…とネットを開くと、名所は「麻雀博物館」「月の砂漠資料館」など。うーん、個人的にはそそるけど、子供を連れて行く所では無いなぁ。
 懲りずに色々調べてみると、隣町は大多喜であることに気がついた。うん、ここなら城跡もあるし、古い町だからぶらぶら歩くだけでも面白いだろう。嫁さんに大多喜と「いすみ鉄道」の話をしたら、驚くことに大多喜-大原は電車移動でも良いと言ってくれた。うん、これは面白くなりそうだ。

 3連休というのに昨日と明日は出社という日曜日。私に責任があるわけでは無い、J-SOX法が悪いと憤りながらの9時半出発。子供の準備があるとなかなか早く出発できない。この春新しくなった幕張PA「Pasal」で限定のロールケーキをお土産に。しかし順調なのはここまで。もはや常識となりつつある宮野木ジャンクションの渋滞に巻き込まれる。千葉県に根を下ろした以上、この苦難は仕方がないと悟りを入れ、ひたすら我慢がまん。

 1時間ほどの苦悩でやっと自動車本来のスピードを取り戻し、蘇我ICから一般道。途中、目をつけていた“ちはら台”のショッピングセンターは次回回しにして先を急ぐ。県道14号という細くくねくねした山道、長南町、長柄町という聞き慣れない町名を見ながら走る。景色もほとんど変わらず、ゆけどもゆけども進んでいる実感がない。すれ違うバスも「茂原駅、ほぉほぉ」「牛久駅…えっ、大仏?」(もちろん上総牛久です。嫁さんにつっこまれました)など見事にバラバラで、
一瞬、自分がどこに存在するのか本当にわからなくなりかけた。

 時間は思ったより経っていた。大多喜駅13時7分がタイムリミットで、予定では「房総鉄道資料館」を見て、ゆっくり昼食を摂れるはずであったが、やはり子連れの旅は計画通りにはいかないものだ。安全策をとって大多喜のショッピングセンター「オリブ」へ転進。「いなげや」を核テナントとする平屋建ての小規模な施設だが、休日とあってそこそこ賑わっている。この時点でちょうど正午。先方の子供へのおみやげに絵本を購入し、マクドナルドにて腹ごしらえをする。はぁ~、何だか落ち着くなぁ。

Cimg0978  最近整備されたような一本道をベビーカーを押しててくてく歩くと、田んぼの真ん中、道路の陸橋の陰に遠慮がちに片面だけ作られたホームがちょこんと置かれていた。名前は「城見が丘」上総中野-大多喜-大原を結ぶ第3セクター、いすみ鉄道に今年8月5日に出来た新駅である。先ほどの「オリブ」へのアクセス駅として期待されているようであるが、やはりこの地域では車利用が多いのだろう、今後の知名度向上に期待したい。

 我々以外に誰もいないホームでしばらくたたずんでいると、菜の花色に塗られた1両のディーゼルカーが不器用な音を響かせながら陸橋をくぐって滑り込んできた。ベビーカーには高すぎる段差を何とか担ぎ上げ、学生や家族連れなど多様な地元客の中にお邪魔させてもらう。それでもロングシートをもてあますほどで、親子4人ゆったり目に陣取ることができた。
Isumi_ayaka  もう山を越えてずいぶん下りに入ってきており、のどかな風景をトコトコ走る。平行する道路も車はまばらで、1台見かけるたびに「あ、車きたー」と長女と指差したり、単線ですれ違う列車に手を振ったり、欄干のない橋で川を越えるのにスリルを感じたりしていたら、あっという間に大原についてしまった。

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