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2015年5月16日 (土)

川西市源氏まつり

4月19日(日)

Genji1 私にとってもはや日常の通勤となった阪急宝塚線を、平日と逆方向の電車に揺られると2つ目に川西能勢口という駅がある。

 この駅名が単に川西であればさほど興味も沸かなかったであろうが、この地は関東ではあまり使われない「口」という方向が示すように能勢地域への玄関の役割を兼ねており、以前より「この先はどうなっているのだろう?」という私の冒険心を密かに刺激してくれていた。

 ある日石橋駅で「川西市源氏まつり」のチラシをもらった。川西市の多田という地域は清和源氏発祥の地として知られており、毎年春には武者行列や稚児行列やらで賑わっているそうな。ぜひ一度見てみたいと出かけることにした。

 

 朝10時の駅前のショッピングビルから祭りが始まる。武者行列のセレモニーが開かれる1階吹き抜けのステージは朝から盛況だった。市長から観光PR大使のうら若き女性、一般公募からの青年や地元の子供らが武将や姫君に扮して並んでおり、官民一体となって盛り上げようとする姿勢を感じた。一人ひとりに本日の意気込みなどを聞いていくが、言葉遣いが現代風なのか時代劇なのか混在するのはご愛嬌。美女丸・幸寿丸の子供はおりしも長女・次女と同い年であった。1日仕事で大変だろうけど、きっと良い思い出になるんだろうなぁ。

Genji2 武者たちがステージを降りた後は早稲田摂陵高校のマーチングバンド。この後も丸1日大活躍するのであるが、やっぱり熱心な若者による生演奏は心に響く。早稲田の付属校いうと男子校のイメージしか無いが、女性だけの構成だったので少々意外であった。

 川西は三ツ矢サイダー発祥の地でもあるということで会場で配っていたのを1缶もらって出発する。しかしながら能勢電鉄では無く阪急バスで多田地区入り。メインイベントまでは時間があるのでゴルフの打ちっぱなしに興じ、昼食はのんびり生パスタのランチを賞味していた。

 13時を過ぎてのこのこと多田神社に向かってみる。昨日からの雨はすっかり上がっており、増水して流れの激しい川沿いにあるそのお社はどこか涼しげだ。急な階段を上がった境内では地元婦人会や能勢電鉄の模擬店が賑わっており、思わず開業100周年のスルッとKANSAIやら文房具やらを買い込んでしまう。本殿まで回ってみたが古くてもしっかりした建築で、普段の日であればおそらく水音しか聞こえないくらいの静寂の中もっと厳かに見えたのだろうがこれはこれで良い印象だった。

Genji3 13時半よりいよいよ懐古行列のスタート。先頭に先ほどの早稲田のバンドから始まり、手慣れた様子で優雅に馬をあやつる源義仲公(川西市長)や八幡太郎義家(一般公募の青年)らが続く。りりしく馬にまたがる巴御前はわざわざ見に来た甲斐があるというもの。後ろには源頼朝・武田信玄・足利尊氏ら時代を超越した人々が続き、さらに弁慶・牛若丸に神輿があって鬼がいて・・・???

 ちなみにこの多田神社は970年、清和天皇のひ孫にあたる源満仲が建立したもので、源満仲や義家らがまつられていることから源氏発祥の地とされているそうな。ちょっとこじつけじゃーんと言いたくなったが、祭りそのものも神事では無く市が主催する観光イベントという位置づけであるようなのでこれで良いのだろう。今年で51回目だそうで、何事も長く続けるには柔軟な変化も必要だということであろう。

Genji4 懐古行列は駅まで行って折り返してくるが、模擬店などは店じまいしてしまったので私も駅の方に歩き、行列が戻ってくるところをもう一度鑑賞する。マーチングバンドや大人はまだまだ勇壮な動きをしているが、ボーイスカウトや稚児行列には明らかな疲れが見て取れる、見た目は華やかでも実際に着てみると重かったり動きにくかったりするのだろうなぁ、お疲れ様でした。

 そのまま多田駅まで歩くが、いわゆるテキ屋と呼べそうな屋台は数件しかなく、軒先にワゴンを出してせっせと販促しているような地元商店も数軒しか確認できず、この商売っ気の無さも逆に素朴で良いものだ。駅前の広場にも模擬店などが出ていたが明らかに子供向けだったのでそのまま電車で川西能勢口まで戻る。車両は阪急の色そのものであるが、走っている風景が何となく違う。都会であって田舎でもある、そんな不思議な空気にまた触れに行きたいと思いました。

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